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ウッドデッキの製作
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● 設計案 |
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家の東側はサンルームになっています。親が40年前にこの家を離れとして増設した時にはなかったのですが、冬の寒さに耐えかねて数年後に増設したものです。
地震後、広い母屋がなくなった後はこの家はやはり狭さを感じます。そこで、このサンルームにウッドデッキを作って住空間を少しでも広げることにしました。
下図は設計段階の斜視図です(平面図はこちら)。これはMicrosoft PowerPointで書いたものです。
サンルームは土間になっていて幅は3.5間(6.4m)ありますが、左端の方は土間のままにして物を置けるようにします。このため、下図のように3.38mのメインデッキのわきに幅1.2mの階段状のサブデッキを作り、土間と庭に出入りできるようにします。
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● 製作工程 |
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(1) 部品作成 (2009年6月2-3日)
設計図に基づき、部材の切断と防腐剤の塗布を行いました。
上: 短い部材を切断後、防腐剤を塗って乾燥中(6月2日)
下: 長い部材を切断後、防腐剤を塗って乾燥中(6月3日)
近くにホームセンターが2つあり、小さい方(コメリ)は車で5分、大きい方(ムサシ)は15分くらいくらいかかります。ちょっとしたものはコメリ、量が多いときはムサシを使っています。
今回はムサシから購入しましたが、事故発生後トラックの貸し出しを行っていないため、短い部品は部材をカットして自分の車で持ってきました。長い部品は翌日の配達を待ったため、作業が2日にわたりました。
防腐剤の塗布と乾燥は古い柱を敷いて行いました。
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(2) 組立 (2009年6月3-4日)
外で作って中に持込むことができないサイズ・重量のため、中で組み立て作業を行います。
部材の結合はすべてビスで行いますが、部屋に接する面はあらかじめ接合してから設置します。このため、右の奥から作業を始めました。
また、奥の柱に羽子板付の沓石を3個使いましたが、これは組み立て時に安定させて作業性をよくするためです。
なお、土間には外側に傾斜がついているため、側板は水平器で確認しながらビス止めします。
デッキ面の基準となる周囲の側板の取り付けが終わったところです。
柱の長さは同じにしましたが、土間の傾斜を側板の取り付け位置(高さ方向)で吸収するため、側板は柱の上面より数mm上に出るように設計しています。
側板は2x6材を使いましたが、これは柱との結合度を増し、筋交い様の部材を省略するためでした。しかし出来上がった感じでは2x4材でも十分だったかもしれません。
根太として2x6材を横にビス止めしたところです。
これも2x4材でも十分だったと思います。
メインデッキに天板(2x6材)を張ったのち、サブデッキも同様に組み立てました。これで完成です。
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(3) 完成後 (2009年6月5日)
デッキは室内の床と同じ高さにしてあるため、部屋の延長として使えます。
リクライニングチェアを置いてのんびり庭を眺めながら読書を楽しむことができるようになりました。
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