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玄関収納棚の製作

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● 概要
 書斎小屋の玄関には1年ほど何も作らず、生活をしながら収納棚のアイデアを熟成していましたが、宅建受験も終わり余裕ができたのでいよいよ作成にかかります。
 まず、玄関収納の必要条件を以下のようにまとめました。
 1)玄関に置くもの
  靴(5足程度)、ポリタンク(灯油用20L)、傘立て、ゴルフバッグ、ほうきとちりとり、冷蔵庫(購入予定)
 2)冷蔵庫(H840xW480xD440o)は天板左側の下に収容する。
 3)ゴルフバッグは右脇に立てておく。
 4)傘立ては棚に収容しておき、雨の日のみ外側に出す。
 5)靴棚、ポリタンク、傘立ては収納し、扉で隠す。

 本体の材料は書斎小屋建築用の余剰部材で作る予定でしたが、合板は1年置いておいたため歪みがあり、あきらめました。補強用の桟木(さんぎ)のみ利用しました。
 作業は本体作成に1日、扉作成&取り付けはその後半日がかりで作りました。

● 設計図
 前記の必要条件を満たす収納棚として下記の設計をしました。
 図をクリックすると平面図、側面図も含めた設計図を拡大表示します。


   ホームセンターで合板(コンパネ)を購入して一部カットしてもらうため、下記の部品取り図を作成しました。


 
 図をクリックすると拡大表示します。

@〜Jはホームセンターでカットしてもらう順番を示します。
(50円x11ヶ所=550円)
 その他のカットは自分で行います。

● 必要部材 
No. 項目 区分 機器・材料 数量 単位 備考
1 板材 本体  コンパネ 1800x900mm  3 3,750(1250x3)円+加工料550円 
2 角材  本体補強  桟木 18x45x4000  2 本  在庫充当 
3 ボンド  〃        在庫充当、桟木とコンパネ接着 
4 シナテープ 木口化粧  幅12o  6 56x6=336円
5 化粧シート  天板化粧  幅45p 1.5 480x1.5=720円 
6 板材  扉  化粧合板 厚さ3ox1800x900      1180円+加工料200円 
7 蝶番     2 個  150x2=300円 
8 マグネットキャッチ  〃     2 個  90x2=180円 
9 つまみ  〃     2 個  250x2=500円 
10 接着剤  〃  ボンドウルトラ多用途SU   1 個  598円、蝶番と扉を接着 
            材料費合計:8,314円 
       
●作業の実施状況
(1)背面板加工 (2013年11月9日)
 3日前にホームセンターで合板(コンパネ)をカットしてもらったものの、雨天続きで作業が延び延びになっていました。この日は1日晴天の予報だったので朝から組み立てを開始。
 まず背面の板に側板をつけるための補強角材(桟木を利用)をボンドとコースレッドで取り付けます。
 本棚の場合は板の切込みをかみ合わせて強度をl確保しましたが、玄関収納棚の場合は切込み加工が面倒なので補強角材を使う方法をとりました。ボンドの接着力は強力なので頑丈さは問題ありません。



(2)側板取り付け
 補強角材に側板を木ねじとボンドで取り付けました。
 側板には背面からも細いコースレッドを打ち込みました。

 その後、靴棚の底面と小物入れ用の棚も取り付けました。

 






(3)仮設置と寸法調整
 (2)で作ったユニットを玄関に置き、寸法の調整を行いました。
 主なポイントは、土間の床は正確な水平ではないので、右の側板の底辺の勾配と高さを現場合わせでカットして取り付けました。
 設計図通りに作ってから持ち込むと床との接触面がうまくあわず、がたつきが発生する可能性があるからです。

 商品の場合は高さ調節用のねじで調節しますが、この物置棚はここでしか使わないので現物合わせで対応しました。。



(4)手抜きダボ
 商品の棚には棚位置を調節するために複数の高さにダボ穴をあけてダボをはめ込む方法をとっていますが、この棚では木ねじを貫通してねじ込んでおいて、その上に棚板を載せる方法をとりました。

 ホームセンターでダボ金具を物色したのですが、値段が意外と高く、取り付け穴をあけるのも面倒なのでこの手抜き方法を採用しました。
 棚板を直接木ねじで止める方法もありますが、そうすると全体の重量が重くなるのと、後で高さ位置を変えるのに手間がかかるのでやめました。



(5)全体組立
 コンパネを3枚使っているので全体を一人では持てない重量です。
 そこで、天板と左の側板は現場で取り付けました。
 すべて細めのコースレッドでねじ止めです(接着剤は不使用)。
 がたつきは全くなく、思い通りの出来になりました。



(6)外観の化粧
 コンパネのままだとDIYとはいえさすがに見栄えが貧弱になります。そこで、木口にはシナテープを、天板には木目が印刷された粘着化粧シートを張りました。
 この日は時間が無くなったので、ここまでとし、両開き扉の設置は後日改めて行うことにしました。
 とりあえず、収納予定のものを入れてみたところ、雑然としていた玄関がすっきり整理できました。







(7)扉の作成 (2013年11月14日)
 5日ぶりに晴天になったので扉の作成にかかりました。
 手持ちのカラー合板は面積が足りなかったので、一昨日ホームセンターで購入&カットしておきました。
 カラー合板は厚さ3oのものしかないので、コンパネをカットしてドア枠を作り、ボンドで接着しました。
 平らにするために、玄関ポーチにコンパネを置き、その上でカラー合板とドア枠を接着します。




 大きいほうの右ドアは玄関ポーチの上で、小さいほうの左ドアは敷石の上で接着&組み立てを行い、それぞれをコンパネでおおい重しをのせて乾燥するのを待ちます。



 庭木の冬囲い作業で2時間半ほど時間を稼ぎました。
 ボンドもほぼ乾いたはずなので、重しを外してドアの完成です。



(8)扉の取り付け
 まず蝶番を取り付けます。
 蝶番は、ドアは内側から、本体は外側から取り付けます。
 固定方法は、ビス2本とボンド(ウルトラ多用途SU)による接着を併用しました。
 


 次にマグネットキャッチを取り付けます。
 取り付け位置はドアの平面度が高ければどこでもよいのでしょうが、私が作ったドアは少し歪みがあったので取り付け位置は中間の高さにしました。

 実は最初上のほうに取り付けたのですが、ドアの下のほうが少しでっぱり段差ができてしまったので、中間に移動したのです。



 最後にドアノブを取り付けました。
 これは3o径のドリルで穴をあけておき、ノブをドアにねじ止めするだけです。





(9)完成状態
 左右両開きドアの取り付けが完了し、想定通りの玄関収納棚が完成しました。



(10)冷蔵庫設置 (2014年4月5日)
 ネット購入した冷蔵庫が届いたので設置しました。
 この冷蔵庫はアクア社製の75L 1ドア冷蔵庫(直冷式)AQR-81A-S (13,870円)です。
 冷凍食品は貯蔵できませんが、お茶とビールなど飲み物の保存が主目的なので問題ありません。

 なお、ドアの内側にほうきとちりとりをひっかけられるようにしました。



 扉を閉めると雑多なものが隠れ非常にすっきりします。
 冷蔵庫をおいても下駄箱の隣という違和感はないと思います。

【追記】
 実は冷蔵庫はアビテラックス 96L 2ドア冷蔵庫(直冷式) AR-100C(18,800円を購入する予定だったのですが、いざ購入しようとしたら価格が4,000円以上上がっていたのでアクア製品に変えました。 ところが冷蔵庫が届いたときにもう一度見たらAR-100Cは元の価格に戻っていました。

 ネット購入はほとんどAmazonを使っていますが、結構価格変動があるようです。この写真を撮影したCanonのS120は業界最安値(32,700円)で買いましたが、その後4,000円以上上がったこともあります。もっとも、近所の電気店では40,000円以上するので、安いことには変わりありません。

その後の改造 
 2021年4月30日に大きい冷蔵後に買い替えるために天板をカットしました。→ 冷蔵庫交換参照





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