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フローリング

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● 概要
 この工程では床の仕上げとしてフローリング張りと幅木の取付を行います。

作業手順
 ・ 10畳の洋室の西端に、最初のフローリング材の墨付け(南北方向=根太と直角方向)を行います。
   (最後の1枚の幅が狭くなりすぎないように割り付けをあらかじめ考慮します。)
 ・ 最初の1列を正確に直線上に施行します。2列目以降は実(さね)をはめ込み順次張ります。
   (「木質系床材専用接着剤」で張り付け、「フロア用スクリュー釘」を45度の角度で打ちます)
 ・ 以後同様に玄関、クローゼット、トイレのフローリングを張ります。
   (床下点検口、トイレと流し台の給排水口の処理を行います。)
 ・ 床と壁の境目に幅木を取り付けます。

● 必要部材 (実績の詳細は「建築コスト」参照)
No. 項目 区分 機器・材料 数量 単位 備考
1 床仕上げ 床板張り   フローリング材 12x303x1820o 6枚セット(1坪) 8 セット  
2  〃  〃 木質系床材専用接着剤 3  
3  〃  〃 フロア用スクリュー釘 2  
4  〃  〃 ポンチ 1  
5  〃 壁境界 幅木 37m 37 m  
6  〃  〃 木工ボンド 1  
7  〃  〃 隠し釘 25o @450 100 本   
8  〃 床下点検口 床下点検口枠 450x450o 厚さ15o 1 セット  



● 作業の実施状況
(1)フローリング貼り開始 (2012年09月09日)
 ほぼ最後の工程としてフローリング貼りをします。この工程以降は便器、流し台、カーテンの取り付けしかないので、床の養生は局所的・限定的に行うだけです。
 まず、練習のためにクロゼットから始めました。部屋の幅がフローリング材(12x303x1820o)より短いため、横に並べて貼るだけです。
 ただ、開始位置は引き戸の枠が出っ張っているため、フローリング材のカットがやや面倒です。
 右写真は2枚目を張るところです。長さをカットして1枚目との嵌合(かんごう)を確認した後、床の下地に接着剤を塗って再度はめ込み、釘で固定します。



 最後に貼るフローリング材は、実(さね)とかみ合わせるために壁際に少し隙間を持てる幅にします。
 右の写真は最後の1枚をはめ込んだ後、のみを使ってフローリング材をてこの原理で手前の板の実に押し込んでいるところです。
 空いた隙間は幅木で隠しますが、隙間になっているため釘での固定はできません。少し心もとないので、幅木の下に隠れる右奥の角のスペースに一応釘を1本打っておきました。



 クロゼットのフローリング張りが終わったところです。幅木は後でまとめて貼りますが、なくても結構きれいな出来栄えです。

 


 次に洋室のフローリングです。
 最初の1枚と最後の1枚の幅が同じになるように割り付けを計算して、最初の列の基準線を墨出ししました。
 この墨線にフローリング材の実(さね)の端が合うように1列目の2枚を加工して張ったのが右の写真です。
 ドア枠の出っ張りに合わせて加工するのに手間取りましたが、この基準線に合わせたことで後の作業が楽になりました。



 今日の作業を終えた状態です。クロゼットと合わせて4坪分貼りました。
 2列目以降は千鳥配列になるように貼っています。
 右の写真は6畳分を張り終えた状態です。座布団は釘を打つ時に尻に敷いたもので、これによりだいぶ楽に作業できました。
 真ん中にあるのはゴルフボールで、置いたところにちゃんと静止します。つまり床面の平面度は十分でした。

 フローリング材はホームセンターで坪3,480円で買ったものですが、知らなければ価格が2倍以上の高級フローリングと見た目、感触とも変わりありません。







(2)ベンチ作成&フローリング張り(続き) (2012年09月10日)
 洋室の残りのフローリング張りをするため部屋の整理をしました。そこで目についたのが壁紙張り用に作った「足場」。ばらして廃材にもどすのももったいないので、気分転換を兼ねて長椅子にすることにしました。
 まずビスを追加して強度を高め、天板を載せる枠も強化しました(中の2つの梁を追加)。
 この材料は基礎工事の生コンガイドなどに使った木材でかなり汚れていますのでペンキを塗ることにしました。



 1年前に台所棚2を作ったときに買った水性塗料が余っていたのでそれを使うことにしました。
 屋外に置くことも考えて裏表すべてに塗りました。天板用の板も裏表塗っています。ペンキを塗ったら汚れや木目が消えて新品同様です。

 しかし、その後、フローリングの板が0.5坪分(3枚)余るので、それを天板にすれば室内用の長椅子としても使えるのでは?という考えが浮かんできました。(この日はここまで)



 その後、昨日の作業の続きをしました。
 最初の難関が洋室と流しをまたぐフローリング。この形を作りはめ込むのにかなり時間を費やしました。



 流しの1枚目を張ったところ。これもトイレドアの出っ張りと床下点検口があるため時間がかかりました。



 結局今日は流しの半分までで終わり。床下点検口はきれいにくりぬき、切り出した板を点検口にはめる予定です。

 実は一番奥の板も加工してはめ込むばかりになっていたのですが、よく見たら板の向きが逆でした(失敗です)。暑さでかなり参っていたのですが、疲れた状態で作業すると注意力が散漫になりますね。
 昨日4坪分貼り終えたので今日中に全部終わるかと思っていたのですが、結果としては2.5坪に満たない作業量でした。



(3)フローリング張り(続き:流し、玄関、トイレ) (2012年09月13日)
 一作々日と昨日は作業を休み、休養&読書にあてました。
 今日は一作々日にミスった流しの3枚目の板のやり直しから。
採寸、カット、凹凸加工、はめ込み確認、接着、釘打ちで1件落着。
 幅木の外側に出てしまいますが、固定のために釘を打ちました。しかし、フローリング用の釘は頭が小さいので、床面に出てもほとんど気になりません。

 なお、床下点検口のふたは後日ゆっくりやります。



 次は玄関のフローリングです。框(かまち)が取り付け済なので、フローリングの向きを根太と同じ向きにせざるを得ませんでした。釘を根太に打ち込むことはできませんが、接着剤と併用しているので特に問題なし。 右の終端の隙間は幅木に隠れます。

 かまちはフローリングを買う前に買ったので色が違います。安いフローリング材は色の選択肢が少なく、濃い茶色はありませんでしたが、これはこれでよいのではないかと思います。



 トイレは左から3枚を順にはめ込みました。穴あけはドリルで6o径の穴をあけ、そこを起点にジグソーで切り出しました。
 真ん中の排水管の穴は板を床におろしてから左にずらしてはめ込みますので、楕円形にしています。

 これでフローリング張りは完了です。
 幅木の取り付けは明日に持ち越しました。



 余ったフローリング材を長椅子(または物置台)の天板にしました。2枚を中央ではめ込んでいます。1枚目は釘と接着剤で、2枚目は接着剤のみで固定しています。
 天板は乾燥後左右をカットし、角に丸みを付けた後、木口テープを貼って見栄えを良くする予定です。(2012/09/14追記:天板の縁をサンダーで研磨したら木口がきれいになり、木口テープを張る必要はなくなりました。)







(4)幅木取り付け (2012年09月14日)
 まず洋室から始めました。
廻り縁の時は室内でのこぎりでカットしましたが、幅木では部屋を汚したくないのと、幅が廻り縁の2倍近くあるので、外の作業台で電動のこでカットしました。
 電動のこの角度を90度と45度に切り替えるのが最初は面倒でしたが、慣れると素早くできるようになります。
 廻り縁より作業はだいぶ楽でした。2間幅以上の場合は廻り縁では材料がたわんで端の位置合わせがしにくかったのですが、幅木は床に置けるので全く問題なしでした。



 流しの床は洋室とつながっているので、続けて行おうとしましたが、ふかし壁が仮止めなので、まず水栓を取り付けて壁を固定してから幅木を取り付けることにしました。
 ところが、水洗を付けようとしたところ、水道管の端からふかし壁に取り付ける水栓のパイプまで6pほど距離があり、これをつなぐためのジョイントが必要なことが今になってわかりました。業者がつけておいたパイプは単に水を止めておくためのもので、ジョイントできない物だったのです。
 詳細は流し台取付に記しますが、結局水栓の取り付けはギブアップし、明日業者に来てもらうことにしました。
 このため流しの幅木の取り付けはスキップしました。



 気を取り直してトイレの幅木を取り付けました。
5個に分割して加工した幅木が一発でぴったりフィットし気分爽快です。



 次はクロゼット。これも5個の幅木で囲みます。ジャストフィットでボンドも釘もなくても外れない感じです。
 引き戸の脇の壁は幅わずか2p。これは釘は省略してボンドでの接着のみです。



 今日の最後は玄関。幅木は框(かまち)の端までとしました。
 母屋の場合は土間の周りの化粧板の上にも幅木が張ってありますが、書斎小屋では省きました。




(5)幅木取付(続き)&床下点検口作成 (2012年09月15日)
 朝、給排水工事を依頼している業者に来てもらい、混合水栓の取り付けを行いました(流し台取付参照)。
 ふかし壁の取り付けが終わったので、残っていた幅木の取り付けを行いました。(ふかし壁は取り外し可能になっており、下端の幅木は後で接着しました。)



 床で最後に残った床下点検口の作成を行いました。
 開口部のサイズは450x450oで、材木店から6月に購入済みでした。
 まず、開口部の下地(根太)に点検口の受け桟を取り付け、点検口が床下に抜けないように強化しました。
 その後、余ったフローリング材を、枠にピッタリはまり、かつ木目が床面と合うようにカットしました。その裏に薄いベニヤ板を接着して厚さを15o弱にしました。
 この四角い板に点検口を引き上げるための金具をはめる穴をあけ、枠にはめ込みました。枠、引き上げ用金具、強度補強用の金具を板にビス止めして出来上がりました。



 点検口と鏡を取り付け、流し兼洗面所が完成に近づきました。

 なお、ふかし壁の天板は窓枠に使ったのと同じ化粧板をカットして置いてあるだけです。また水栓の背面には防水のために白いアクリル板を(接着しないで)挟んであります。



 最後に、効果のほどはわかりませんが、床下点検口の裏に1枚残っていた床下断熱材をカットして貼り付けました。

 これでフローリング工程は終わりです。





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