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室内ドア取付

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● 概要
 室内ドアはノンケーシング枠を使うので、壁張りの前に作業します。
また、床を後張りにするので「ツバなし薄沓摺」、「ツバなし薄敷居」の4方枠を採用します。
(ケーシング枠を使えば壁との境目をあまり気にしなくてよいので壁張りを先にしてもよいですが、購入予定のネット販売では低コストのノンケーシング枠付きしか売っていません。)

(1)仕様
ドア 種類 型番 サイズ(WxH o) 枠幅 沓摺 把手 吊元・勝手
洋室 室内ドア FTH-BML ノンケーシング 0720(780x2023) ニュートラル 156 ツバなし
薄沓摺
A 左吊元
トイレ トイレドア FTL-BMA 0620(648x2023) 右吊元
クロゼット 片引き戸 FKH-BMA 1620(1644x2023) ツバなし
薄敷居
- 左勝手

(2)作業手順
 @ドア枠の取り付け
 ・ 4方枠を組み立てます。
 ・ 枠の垂直を確認して仮止めします。
 ・ 枠定規で枠幅が上中下で正しいことを確認して本固定します。必要に応じて「かい木」を挟みます。

 Aドアの取り付け・調整
 ・ 説明書に従って、ドア本体をドア枠に取り付けます。
 ・ ストライク、丁番の建付け調整を行います(上下、左右、前後)。

取付調整後、室内工事が終わるまではドアは外しておきます。

● 必要部材 (実績の詳細は「建築コスト」参照)
No. 項目 区分 機器・材料 数量 単位 備考
1 ドア 洋室ドア   室内ドア ノンケーシング FTH-BML 0720 ツバなし薄沓摺 右吊元 1 TOSTEM製
2  〃 トイレドア トイレドア ノンケーシング FTL-BMA 0620 ツバなし薄沓摺 右吊元 1  〃
3  〃 クロゼット引き戸 片引戸 FKH-BMA ノンケーシング 1620 ツバなし薄沓摺 右勝手 1  〃



● 作業の実施状況
(1)トイレドア枠取り付け (2012年07月22日)
 トイレドアは半間幅の室内空間に開口部を作る必要があるため、間柱を立てると奥行き方向の石膏ボードを張るための作業スペースを確保できなくなります。そこで、開口部を作る前に奥行き方向の石膏ボードを張りました(ただし、182p高さまでのみ)。



 その後、間柱材(30x105x3000mm)をカットして右写真(上下)のように開口部を作りました。
 両側面の柱は下げ振りで鉛直を確認し、ドア枠がぴったり入る幅にしました。取付説明書には開口部の幅は10o程ドア枠より広くし、かいものを挟むことを想定していますが、鉛直が確保されていればこの方が作業が楽です。
 上の板はドアの上枠との間に12o厚のコンパネ材を挟むとちょうど良い高さに設定しました。上枠までぴったりにしてしまうとドア枠をはめ込むのが難しくなるためです。

 なお、上の横板は左側の柱を5o切り欠いてはめ込み、右側はL字金物でビス止めしました(右側の柱は壁パネルと同じ平面になっているため切り欠きが難しいためです)。







 開口部にドア枠をはめ込みビスで固定しました。(右写真上下)
開口部の幅をドア枠の幅とほぼ同じにしたため、ドア枠をはめ込む際、宛木を当てて金づちで少しづつ押し込みました。

 ドア枠は幅が156oあり、壁の厚さ(柱105 + 石膏ボード9.5x2=124o)より32o広い仕様です。したがって、開口面からの出っ張りを均一に設定した後、ドア枠を開口部の枠にビス止めしました。

 その後、ドア枠の内側の溝に戸当たりをはめ込んで完成です。施工説明書には戸当たりの内側に接着剤を付けるように書いてありますが、宛木を当てて叩き込まないと入らないくらいきつく作ってあるので、接着剤は省略しました。

 ドア本体は傷つき防止のため梱包状態のまま保存しておきます。まだ工事完了まで先が長いので。









(2)洋室ドア開口部作成 (2012年07月27日)
 洋室のドアは半間幅の柱の間にコンパネまたは貫材を挟んでビス止めします。
 上はコンパネを挟んでちょうど合う高さに間柱材を柱を切り欠いて取り付けました。中間には間柱を取り付けました。

(3)クロゼットドア開口部作成 (2012年07月28日)
 片引き戸の取付方法がなかなか理解しにくかったため、作業を延ばしてきましたが、引き戸の開口部を作ることにしました。ドア枠の幅は1間幅より90o程狭く、かいもので埋めるには広すぎるので、両端に間柱材(30o厚)を立てる(柱に釘で打ち付ける)ことにしました。
 洋室側の間柱は洋室ドア枠との干渉を避けるためのスペース確保、反対側の間柱は壁を張るための下地にします。
 中間部にも壁を張るための幅の狭い間柱を立てる必要があるのですが、これはドア枠をはめてから斜めくぎで後付することにしました(根太を2本並べて取り付けたのはそのためです)。
 開口部の上枠の高さは、洋室ドアと同様、上に12o厚のコンパネ材を挟む想定で高さを決めました。この上枠は洋室側の柱に溝を掘って埋め込み、反対側は斜めくぎで打ち付けました。
 これに上の間柱3本を取り付けて開口部が完成しました。





(4)クロゼット&洋室ドア枠取付 (2012年08月01日)
 まず、クロゼットのドア枠を組み立てます。片引き戸は幅が1644oと広いのであらかじめ組み立てておくわけにもいかず、今日初めて組み立てました。
 取付説明書の図を見て部材を確認したところ、組み立て用のビスが1本足りません。特殊なビスなので、購入先に連絡して大至急1本追加発送を依頼しました。その後、現物を見たところ、説明書の図と違っていることが判明し、電話で確認したところ、結局図の誤りと判明し、ビスの本数は足りていました。
 発売後数年たっている製品なのに、なぜ図のミスが残っているのか疑問ですが、訂正を要請して作業を継続しました。
 結構時間がかかったのですが、その理由は、@鉛直を確保して隙間を埋めるための「かいもの」の作成・調整に手間取ったこと、A上枠と開口部の隙間には12o厚のコンパネ材を挟む想定でしたが、幅がわずかに狭かったため、外してまぐさの高さを修正したこと、です。



 次に洋室ドア枠の取付です。このドア枠は組み立ててありましたので、取り付けるだけです。
 クロゼットの片引き戸の枠と洋室ドアの枠が角で合わさるように取り付けました。下手に隙間をあけると石膏ボードや壁紙の施工が面倒になりますので。

 


 ドアの下枠は取付説明書では接着剤で床下地板に接着するように書いてありますが、省略しました。接着剤は強力すぎて何かあった時に外すことができなくなるからです。縦枠と上枠をビスでしっかり止めてあるし、フローリング材で囲まれるので必要なしと判断しました。
 同様に戸当たりやレールも接着剤は使わず、木槌でたたき込むだけにしました。



 これでドア枠はすべて取り付けました。ドアをはめてみたいところですが、工事中の傷を避けるためまだ梱包を解いていません。

 この結果、石膏ボード張りを行う準備ができました。



(5)ドア取り付け (2012年08月05日)
 
ドアは工事が終わるまで取り付けないつもりでしたが、後で問題になるのが心配なのと、部屋の中に置いておくと邪魔になるので、取り付けることにしました。
 枠が取付済みなので、ドア本体の取付作業は非常に簡単で、開きドアの場合はドア本体に蝶番をビス止めしてはめるだけです。



 洋室ドアの取付完了です。
 初めてのドア取付にもかかわらず説明書をろくに読まないで作業したら、ドアのラッチ(戸を閉めたときに開かないように引っかかるところ)の向きが違っていたので、上下逆にしたと思い、蝶番を付け直しました。ところがそうすると丁番の高さが合わず、出荷ミスを一瞬疑いました。
 その後、ドア本体に添付の説明書を見たら、「箱錠のラッチは右吊元の向きになっています。左吊元として使用する場合はフロントを外し、ラッチを180度回転してください。」とありました。
 この修正で無事取り付けられましたが、無駄な作業に時間を費やしてしまいました。



 クロゼットの引き戸(写真の奥に見える)はドアの上部を上枠の溝に入れて持ち上げ、下枠のレールに車輪をはめるだけで取付完了です。



 トイレドアは洋室ドアで経験した後なので、問題なく取付完了です。
ただし、使用中を示す内部錠機構を追加しています。


 なお、これら3つのドア、玄関ドア、および、3つの窓サッシはいずれもスムーズに開閉でき、建付け調整をする必要がありませんでした。製品の精度はもちろん、開口部の精度も十分確保されていたためと思われます。







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