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壁パネル組込

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● 概要

 この工程では購入先の材木店が独自に製造販売している壁パネル(下図)を、土台と柱と桁(または梁)で囲まれる枠内に掛矢(カケヤ)で打ってはめ込みます。
 下図は105o角の柱を使った場合の外壁用の壁パネルの構造と部材の寸法です。家の内側の面に構造用合板が貼ってありますので、耐力壁になります。外側には断熱材が組み込まれていますので工事の工数を相当減らすことができます。

 内壁用の壁パネルは断熱材は入れず、片面に構造用合板を貼っています。
ホールダウン金物は書斎小屋の場合は家の四隅の柱に取り付けますが、これと干渉する部分は切欠きを行います。

作業は以下の手順で行います。
(1)内壁用パネルをはめ込みます。
(2)外壁用パネル(窓の上下も含む)をはめ込みます。(構造用合板が内側)
(3)パネルの枠を土台と柱と桁(または梁)に固定します。
   (N75釘を300o以下のピッチで)
(4)仮締めしていた金物を本締めします。
(5)V字金物で柱と土台、および、柱と桁・梁を緊結します。

注: 電気配線は、天井裏の高さで壁に穴をあけて電線を通し、壁内(断熱材の外側)を通してスイッチボックスに配線します。配線用の穴、スイッチボックス取付位置の加工は取付後行います。

● 必要部材 (実績の詳細は「建築コスト」参照)
No. 項目 区分 機器・材料 数量 単位 備考
1 躯体 壁パネル 外壁用壁パネル(断熱材有)耐力壁 18  
2  〃   〃 外壁用壁パネル(断熱材有)開口部用 6 窓3ヶ所
3  〃   〃 内壁用壁パネル(断熱材無)耐力壁 0 筋交いで入れて合板を張る方法に変更 
4  〃 壁パネル固定用釘 N75 600 1枚当たり20本 
5  〃 V字金物 フラットプレート 40  
         


● 作業の実施状況
(1)耐力壁の組込み (2012年06月05日)
 当初の予定では軸組の組上げを行った後壁パネルをはめ込む予定でしたが、大工さんの意向(後ではめ込むと入りにくくて苦労する)により、柱を立てた後すぐに壁パネルをはめ込む方法をとりました。(棟上げ(建て方)工事参照)。
 窓パネル以外の耐力壁はこの日すべて組み込みました。

 結果的には、パネルと柱のクリアランスは余裕があり、材木屋の言うように軸組完了後パネルをはめ込んでも問題はなかったと思います。
 あとで材木屋に聞いたところ、最近寸法をかえてはめ込みやすくしたということはなく、木材が雨にぬれたり湿度が高いと膨張してはめ込みにくい場合があるとのことでした。





(2)窓パネル組込および釘打ち (2012年06月07日)
 窓パネルは前日夕方納入してもらい、大工さんがいるうちに取り付けてもらうことにしました。というのは、結構重くて、一人で持ち上げて釘を打つのは至難の業だからです。
 とりあえず、上のパネルを私とY1さんで持ち上げ、Y2さんに釘を打ってもらいました。下のパネルは家の出入りの邪魔になるので、後回しにしました。
 その後、大工さん二人が釘打ち機を使って、壁パネルで規定された仕様に沿って釘を打ちまくりました。それまでは壁の下部と上部に数本ずつ仮止めしていたのです。
 下のパネルは釘打ち終了後取り付けました。



(3) 室内壁の筋交い取付 (2012年06月07日)
 材木屋さんとの間で誤解があり、室内壁は壁パネルを使用せず、筋交いを入れることに方針変更をしました。
 大工さんの支援を当初一人2~3日としていたのが、大工さんの意向(相棒と一緒にしたい)を汲んで二人3日にしたので、予定作業が終わっても半日ほど時間に余裕が出ました。そこでこの筋交い入れも追加工事としてお願いしました(そのほか根太張り、小屋妻の間柱入れなどもしてくれました)。
 DIYerとして怠慢のそしりを受けそうですが、私としては大きな進捗を得ることができかなり気が楽になりました。
 当初の予算では大工さんに直接依頼することを考えていたのですが、シルバー人材センター経由で頼むと一人当たりでは想定の半額以下になるのです。しかも来てくれた二人は経験豊富で人間的にも好感のもてる方でしたので楽しく作業ができました。また、親身になっていろいろアドバイスしてくださいましたので、道具代(or飲み代)としてプラスαをお礼した次第です。



(2012年06月15日)
 大工さんが筋交いを取り付けてくれた時点では筋交い金物はなく、釘で仮固定してありました。
 その後床張りをする前に、筋交い金物を取り付けました。(ただし、この日は下にのみ取付。上は床を張ってからにします。)
 筋交い金物はホームセンターでは3種類売っていましたが、そのうち、取り付けが一番簡易なタイプを買ってきました。これは柱と筋交いの2面固定で、土台から離して取り付けることができるタイプです。ビスは14本付いていました。
 土台にもビス止めする四角いタイプもあり、強度的にはそれがベストかとも思いましたが、壁パネルで強度的には十分なので、これを選びました。





(4)小屋妻壁の間柱取付 (2012年06月07日)
 小屋の妻側の三角壁は外壁として購入した横張りサイディングを張らず、何らかの対策を考える予定でした。
 大工さんに相談したところ、縦張りサイディングが張りやすく、無駄もそれほどでないということなのでそれに従うことにしました。今住んでいる母屋もよく見たら縦張りサイディングが貼ってありました。

 そこで大工のY2さんが余っていた2x4材を使って間柱を取り付けてくれました。



(5)窓の眺め (2012年06月08日)
 書斎が完成したらどんな眺めになるか家の中から見てみました。
解体した旧母屋の茶の間よりも少し東寄りですが、南の窓からは南庭・キューイ棚・前畑、北の窓からは裏の木々や裏畑、東の窓からは車庫・県道・休耕田が見渡せ、完成が楽しみになりました。
 また、断熱材で囲まれているせいか、日中の暑いときでも中は涼しい風が通る感じです。







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