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雪囲いの設置

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● 施工の経緯と方針
 新潟県にあるこの家は海岸から直線距離3km位のところにありますので、積雪量が1mを超えるのは数年に1回程度と思います。(40年以上前に首都圏に出てから新潟で冬を過ごすことはほとんどありませんでしたので推定です。)
 しかし、50p位の積雪の時でも軒の下には屋根から落ちた雪が積もり、1m以上になることはごく普通のことです。  2010年の冬も降雪が一晩で50pの日があり、軒下の積雪がサンルームの窓(アクリル)に崩れかかる恐れがあったので、親戚に頼んで除雪してもらったことがあります。
 暇になったので新潟での冬越えを行うこともできるのですが、天気が悪くて寒い日が続くことが多いので基本的には首都圏に退避します。それでも安心なようにサンルームの周りに雪囲い(雪よけ)を作ることにしました。
 幸い、地震で被災した母屋の雪囲い用の板が残っていたのでそれを流用しました。

参考: この雪囲いのおかげで、2012年の豪雪に耐えることができました。
     → 2012年豪雪2012年豪雪2(除雪)



● 施工工事
(1) 冬景色 (2008年1月31日)

 家の増改築完了後に雪が降り、少し積もった状態です。サンルームの前はまだ屋根の雪が落ちていませんのでアクリル窓への雪の崩れかかりはありません。






(2) 柱の取り付け (2010年9月27日)

 作業前の状態: サンルームの床は土間になっており、窓の外50p程まで張り出しています。その前には排水溝があります。
 屋根の垂木(たるき)はむき出しになっており、それに雨樋受をビスで固定してあります(DIYでやりました)。
 この構造をじっと見て考えた結果が以下の取り付け方法です。




 30o角の穴を開けた2x4材をビスで垂木に固定します。
 この穴は柱の頭頂部を差し込んで固定するためのものです。
 
 なお、この穴はYahoo!オークションで手に入れた「角のみ」で開けました。買って1年後初めて有効活用しました。



 柱を受ける台座(2x4)です。柱の下端をビスで固定するためのL字金具を台座にビス止めしてあります。
 台座の先端の両側に90度の角度で切り欠いた板が貼ってありますが、これは手前にある角材をU字溝と切欠きの間にずらしこんで固定するための細工です。

(奥にあるのは電動ドライバ用の電池パックの充電器で、本トピックとは関係ありません。)


 柱の頂部は30o角より少し小さい突起に加工してあり、それを垂木に取り付けた角材の受穴にはめ込みます。



 柱の下には隙間がありますので、そこに柱の台座を入れ、L字金具と柱をビスで固定します。
 台座の先に取り付けた板の切り欠き部と、その下のU字溝の間に手前の角材(柱をカットしたもの)をスライドしてはさみます。
 角材が挟み込まれた状態では台座は床面より数o浮いた状態になり、柱とそれに取り付けた板の荷重が台座の両端に分配され、位置が固定されます。



(3) 雪よけ板の取り付け (2010年9月28日)

 柱は全部で5本、等間隔に取り付けました。各柱には雪よけ板の取り付け金具(8段用)がビス止めしてあります。

 これらの柱は春になったら台座のL字金具で固定したビスを外すだけで簡単に解体することができます。




 家に残っていた雪よけ用の板を同じ長さにカットして、取付金具にはめ込んだ状態です。32枚の板は簡単に取り付け・取り外しができます。

 なお、板にはその後防腐剤を塗りました。







(4) 側面への雪よけ設置 (2011年10月9日)

 その後、サンルームの側面にも同様な囲いを作りました。ただし、これは雪よけというより防犯用の目的のほうが強いです。
 柱の下部は地面に埋めて固定し、上部は桁に直接ビス止めしてあります。

 春には板だけ外して柱はつけたままです。


参考: この雪囲いのおかげで、2012年の豪雪に耐えることができました。
     → 2012年豪雪2012年豪雪2(除雪)

(5)柱の台座の補修 (2012年11月04日)
 2012年2月の大雪が融けた後、柱の台座を固定していた木片(右写真)が軒並み外れていました。木片自体は破損してないのですが、これを2x4の台座に止めていたコースレッドが折れていたのです。
 コースレッドは横の応力を受けると意外に簡単に折れることは知ってはいたのですが、一冬でだめになるとは予想していませんでした。



 そこで台座の固定方法を変えることにしました。
台座(2x4材)を側溝に置いた柱材に長いボルトで結合する方法を考えたのですが、適当な長さ(25p位)のボルトはホームセンターで探してもないので、長い(1m長)M8のステンレス製のねじを買ってきてディスクグラインダーでカットすることにしました。



 まず柱材の対角方向に9o径の穴をあけ、M8のねじをナット2つで固定します。



 柱材を側溝に置いてねじを立て、台座をナット2個で挟み固定します。
ねじの突き出たところは危険なので先端にナット2個を付けてロックしました。



 この方式で柱を固定した後、雪よけ用の板をはめ、2013年冬の準備ができました。

 なお、サンルーム屋根の雨樋は2012年の豪雪で破損したため撤去しました。芝生が成長して雨水が跳ねなくなったので、雨樋はつけなくても問題ありません。





(6)柱の台座補修(2回目) (2023年8月24日-26日)
 台座が破損しかけていたため、再度補修しました。 → 雪囲いのフレーム整備



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