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被災地相馬訪問

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● 概要 
 東北地方には2001年とそれ以前に合計3回(年1回)春休みを利用して長距離ドライブで訪問しました。ルートは埼玉→福島→仙台→青森→秋田→新潟です。埼玉から新潟への帰省なら3時間ほどで済むのですが、ゴールデンウイークで暇を持て余していたので3泊のドライブ旅行を楽しみました。
 当時はホンダの本革シート、クルーズコントロール付きのインスパイア(5気筒、2500cc)に乗っており、高速運転を楽しむことがひとつの趣味でした。
 ホテルはまだスマホがない時代なので、図書館で借りたホテルガイドを見て格安のビジネスホテルを探しました。適当な観光ポイントに寄りながら、新緑の美しい風景の中を気ままに旅するのはなかなかいいものです。
 
 その後東北とは縁が遠くなっていましたが、2011年8月に宇都宮に住む次男に長女が生まれ、病院に駆けつけたのを機に、帰りに福島に一泊して相馬に寄ってきました。これは東日本大震災の津波の被害状況を一度見ておくべきと思ったからです。相馬港近辺を見ただけですが、住宅が土台から上は根こそぎなくなっている情景、壊れた車やがれきがうずたかく積まれた光景を見て唖然としました。

 それから5年経過し、孫娘が幼稚園の年中になり、2016年9月16日に祖父母参観ができるということで宇都宮に行きました。その帰路福島駅の近くに一泊し、再度相馬港を訪れました。どれほど復興が進んだか確認したかったのです。

 相馬港の港湾は整備が進み、海浜公園も立派になっていましたが、海岸通りを隔てた内側2、300mは、住宅の再建は全くされておらず、農地も回復していませんでした。水田の跡地には太陽光パネルが広い範囲に設置されていました。工事現場の警備員らしき人に聞いたら、海岸通りに沿って高さ4m(?)程のコンクリート製の防潮壁を築き、その内側に土を盛ってかさ上げ工事を始めたところだということでした。

 なお、海岸から数百メートルの高台に住宅が立ち並んでいましたので、被災した家はそちらに引っ越したのではないかと思われます。

 東北の復興方針についてはいろいろ意見がありますが、私がざっと見た感じでは、これだけ金をかけて自然を改造する必要があるのか?が率直な印象です。

● 相馬港訪問-1 2011年8月21日(東日本大震災の5か月後)
 前夜(20日夜)は福島駅近くのビジネスホテルに泊まり、朝食後国道4号→115号経由で相馬港に出ました。片道約50qの山越えルートです。



 相馬港の海岸通りの内側の住宅街は、200mくらいまでは住宅の土台しか残っていませんでした。
 その奥の住宅もかなり損壊しているようでした。


 海岸通りに近い郵便局は鉄筋つくりなので残っていましたが、中は空っぽで全壊状態でした。
 海岸通り沿いには壊れた車やがれきの山が数か所ありました。



 海岸通りの左側が相馬港です。建物があったのか不明ですが、私が行ったときは建物は皆無でした。(広い空き地にがれきの山が数か所ありました。)
 海岸通りから陸側をパノラマ撮影。道路に沿った住宅は土台から根こそぎなくなっていました。奥の小高い所の住宅は無事なようでした。(これと同じ場所を5年後に撮った写真が「相馬港訪問-2の最後にあります。)



 この海岸沿いの道路を左(南)へ行くと大きな橋がありましたが、損壊しているようで通行止めになっていました。
 1時間ほどこの近辺を見て回りましたが、被害の甚大さに呆然とした状態で帰路につきました。帰りは、相馬→福島→会津→新潟→柏崎のルートで夕方帰着しました。
       




●相馬港訪問-2 2016年9月17日(東日本大震災の5年後) 
 今回の訪問は孫娘の幼稚園の祖父母参観に来たついでですが、ドライブのルートは前回と同じで、柏崎(9月15日朝発)→宇都宮(16日夕発)→福島(17日朝発)→相馬→福島→新潟→柏崎(17日夕着)の全行程880qでした。

 福島から115号線を50qほどドライブすると相馬市に入ります。相馬港を目指してあと数百メートルのところ(右の道路の先が相馬海岸)にきたら、水田一面に太陽光発電パネルが設置されていました。パネルのないところも耕作はしていませんでした。


 下の写真は、上の写真の右の道路を200mほど先に行ったところです。右の道路の先にコンクリートの壁が建設されており、ところどころに土が山のように積んであるので交通規制をしているおじさんに聞いたところ、コンクリート壁は防潮堤で、その内側をかさ上げ工事しているとのことでした。(道路の看板を見ると、防災緑地造成工事中とあります)。この辺は5年前に来た時に住宅の基礎が残っていたところなので、住宅の再建はあきらめて移転したようです。工事はまだ始まったばかりの様子でした。


 防潮堤に沿って海岸通りがあり、道路を隔てた海側が相馬港になっています。下の写真は海岸通りを数百メートル南に来たところで、駐車場に車を止め、海岸道路を背にして海の方向を撮影したものです。遠くに見えるのは防波ブロックと思われます。




 上の写真の駐車場の左端に大きな看板があります。左がそのパネルを撮影したものです。
 左半分が「粘り強い海岸堤防の仕組みと役割」、右半分が「東日本大震災による被災状況」が図解してあります。
 駐車場を背にして内陸側を見た写真です。防潮堤の建造工事が進んでいる状況です。内側の景色が全く見えなくなっています。   


  
 下の写真は、上の写真の道路沿いに右(北)に数百メートル行ったところです。防潮堤がまだできていないため内側が見えています。盛り土が並行して行われており。奥に見える高台には住宅が立ち並んでいます。
 ここは5年前に道路沿いに車を止めて写真を撮ったところとほぼ同じ場所ですが、 景観が全く変わっています。 いずれ防潮堤しか見えなくなってしまいます。



 今回再訪してみて順調に復興しつつあることを確認でき、安心しました。しかしこの工事が完了するのはさらに数年後になりそうです。莫大な費用をかけて自然を改造していますが、本当にこれが正解なのか? ちょっと疑問にも思いました。
       




  余談-1
●孫娘の祖父母参観日 2016年9月16日
 相馬港を訪問する前日は5歳の孫娘が通う幼稚園の祖父母参観日でした。
 年中組になった孫娘がどんな幼稚園生活をしているのか以前から興味津々でしたので、参加を打診されたとき、即申し込みました。しかし、参加してみると同じ思いの祖父母が多いようで、園児よりも祖父母のほうが多いという盛況ぶりでした。
 これで気が済んだので、来年はスキップするかな? いや、孫息子が年少で入るのでまた行くかも!

 
   前日の夜息子の家に泊まり、孫と戯れる。  当日11時ころ幼稚園に着くと廊下は祖父母で満杯。中庭まであふれていました。    祖父母が園児の椅子に座って対面。祖父母の数が多くて園児は威圧されたのでは?
 

 

 

 
 園児が合唱で祖父母を歓迎してくれました。皆整然と上手に歌っていました。  その後、猛獣狩りというゲームを行い、園児が指定された数の祖父母を捕まえてグループができたら座る。グループができないと立ったままで負け。    40分ほどの参観でしたが、気後れする子もなく、皆活発で統率のとれた行動ぶりで感心、感激しました。
 私は戦後の貧しい時代の田舎育ちで幼稚園などいっていませんので、このように恵まれた環境でのびのびと知育を発達させている子供たちの未来はおおいに期待できると確信しました。
 

 

   
 


  
  余談-2
●ダイハツムーブのオーバーヒート 2016年8月14日オーバーヒート発生、8月24日修理完了
 夏休みに息子家族が来たので、8月12日に柏崎‐新潟間を高速で往復160q、14日昼に一般道を10q程走行しましたが、ムーブは快調に走っていました。ただいずれも炎天下で、14日にはクーラーのききが悪く窓を開けて運転していました。
 ところが、14日の午後、出かけて帰る途中、曲がり角でバンパーから白い煙(実は蒸気)が噴き出しました。その後2、3百メートル同じ状態が続き、温度計でオーバーヒートとわかったので農道の端に車を止めて家まで10分ほど歩いて帰りました。
 帰って、やかんに水を入れて車に戻り、ラジエーターに水を注入したところ、ほとんど空になっていたことがわかりました。水を入れたら正常走行できたので、すぐAUTOBACSに行きましたが、お盆で休み、ダイハツの店はさらに長い休みで修理はできません。AUTOBACSは翌日やっていたので見てもらったところ、ラジエーターが漏れているので交換修理が必要とのこと。見積もってもらったら、純正部品なら部品代7万円、工賃3万円で計10万円、社外部品なら部品代4万円で計7万円とのことでした。
 16年目の旧式な車にこれだけ金をかけるのはもったいないので、ヤフオクで探したら部品は3,000円台から多数出品されていました。
 AUTOBACSに部品持ち込みで交換できないか聞いたところ、できない由。それでダイハツの休暇明けを待って聞いたところ、部品持ち込みOKで、交換工賃も2万円くらいとのことでした。ただし、エンジンヘッドにオイルの漏れがあるのでパッキンを交換したほうが良い(1万3千円くらい)。また、そのオイルがオルターネーターに付着しており発火の危険性があるので、これはダイハツとして無償交換させてもらいたいとのことでした。
 そこでダイハツに部品持ち込みでの修理を依頼し、家に帰って部品調達にかかりました。ヤフオクで探すと、九州だと送料を入れて5,000円くらいで買えるものがありましたが、遠すぎるので、長野の業者から送料込みで6,200円で購入することにしました。
 結局、トータル4万2千円ほどで、ラジエータ(全ゴムパイプ、冷却液含む)交換、エンジンヘッドカバーのパッキン交換、オルタネーター交換を行うことができ、車の寿命を数年延ばすことができました。
 この後、義父の葬式で柏崎‐新潟の往復、宇都宮での祖父母参観、相馬港訪問などで高速を1000q以上走りましたが、全く問題ありません。ラジエーターは値段が純正品に比べて極端に安く、中国製だったので不安だったのですが、杞憂に終わりました。中国も自動車産業が発展途上にあるので、部品技術もそこそこあるんだなと認識しました。

 
   10年目の中古車を6年間乗って、16年が経過したダイハツムーブです。日常使用に全く問題ありません。  長野の業者からヤフオクで買った中国製のラジエーターです。部品代4,600円送料1,600円計6,200円でした。  
 
 
   
   このムーブは6年前埼玉の中古車屋で購入したのですが、スズキのワゴンRとどちらにするか悩みました。
 試乗した結果、明らかにムーブのほうが出足、加速とも優れており、即決しました。
 別荘で使用し、冬の3,4か月は車庫に放置、高速バスに乗るため高速インター近くの無料駐車場に数週間放置することもあるので盗まれてもあきらめがつき、ランニングコストが安いという理由で軽自動車を買いました。
 しかし実際に乗ってみると性能は申し分なし、積載量も十分なので、次も軽で行こうと思っています。

 
   修理まで数日間、出かける前にラジエーターにやかんで水を補充していましたが、バンパーを閉めるときにバタンと落としていたら、ターボの空気取り入れ口が内側の固定部品(プラスチック)の劣化・破損で外れてしまいました。    ダイハツに聞いたら純正部品は2万円もするとのこと。ヤフオクで見ても中古品で5千円以上するので、外れた部品を固定する方法を考えました。パーツの周囲を厚めの両面テープで接着できそうでした。    ホームセンターで自動車・車外品取付用の両面テープ(約500円)が見つかりました。100度C以上の温度にも耐え、引っ張っても取れないほど強力に接着できました。