● 概要 |
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冬はほとんどこの家に滞在しないため、2011年以前の豪雪の状況は知りませんが、近所の人によると、2010年から3年続けて豪雪が続き、年々積雪量が増えているそうです。しかも、2010年は38豪雪(昭和38年=1963年)以来の豪雪だとも言われています。
とはいっても、この地域は海岸から2,3qの所なので、あくまでもローカルな範囲での豪雪です。私の家から20q程離れた標高400mにある友人の家は毎年4mは積もるそうですから、彼からすればこの雪はとても豪雪というレベルではありません。
いずれにしろ、1mを超える積雪では放置しておくと被害が出る可能性があるため、気になるところから除雪をしました。残念ながら庭木数本に被害が出てしまいました。
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(1)屋根の除雪 2012年2月8日、10日
上: 2月8日に帰った時の積雪状態
この日は軒下に積もっていた雪を除雪しましたが、翌日また20p積もりました。
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下: 2月10日に屋根に上って雪を下し、軒下の雪もスノーダンプを使って庭に拡散しました。これでとりあえず、つぶれる心配はなくなりました。
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(2)イロハモミジの掘り出し 2012年2月10日
上: 2011年6月16日に毎年開かれる市で、群馬から来た業者から買ったイロハモミジを植樹したところです。
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中: 2012年2月10日 木が見当たらないため掘ってみたところ、無残な姿で雪に埋没していました。
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下: 木を掘り出して支柱を添えました。 かなり曲がっていたので支柱で起こしましたが、回復できるか心配です。 この木の近くで休耕田との境に植えた3本の木(名称失念)も完全に雪に埋没していますが、掘り出す気力がまだ出てきません。細い木で雪が上に載ることはないだろうと対策しなかったのが失敗でした。
【2013年11月20日追記】
このモミジはすっかり回復しました。剪定&草刈りを怠っているので少し見苦しいですが。→イロハモミジのその後(2013年11月20日撮影)
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(3)エアコンの掘り出し 2012年2月13日
上: 2010年8月3日 業者がエアコンを設置しているところ。
エアコン室外機は家の西の外壁面にあり、長い石の上に柱材をおいて地面から30p位の高さの土台を作り(DIY)、その上に設置してもらいました。
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下: 2012年2月13日 西の塀との隙間が2mくらいしかなく、屋根からの落雪がたまり室外機は完全に雪に埋もれていました。放置しておくと、重さに耐えきれず変形したり、融雪時に水が内部に入り込む恐れがあったので、除雪して露出させました。 次の工作アイテムとして屋根と囲いを作りたいと思います。 |
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(4)庭の低木の掘り出し 2012年2月13日
上: 2011年11月19日 庭の正面にある低木(名称不明)に冬囲いした状態。柱を4か所立ててその上に板を渡してあります。過去の実績ではこれで十分でした。
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中: あるべきところに雪の盛り上がりがなく、4か所だけ雪が膨らんでいたので掘ってみたところ、板が柱からはずれて雪の重みでぺしゃんこになっていました。
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下: 上の板をどけて木をゆすってみましたが、曲がったままの状態です。何とか春までに立ち上がってくれることを願っています。 今度の冬からは今までより頑丈に作ることにします。
【2013年11月20日追記】
この木は1年後には完全に元に戻りました。下手に板で囲ってぺしゃんこにするより、自然に任せた方が負担が軽いのではと思い、2013年の冬囲いでは省略しました。→冬囲い後の庭(2013年11月20日撮影)
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(5)玄関への道付け 2012年2月15日、16日
2月15日に久々にホームセンターに行ったついでに、農機具の修理コーナーに寄って「堅い雪がブレードに絡まると回転しない」旨説明したところ、「ベルトが滑っている可能性がある」とのことなので、修理を依頼しました。ところが除雪機を引き取りに来た担当者に見てもらったところ、「過負荷からエンジンを守るためのボルトが左右とも折れています」とのことでした。このボルトはアルミ製の柔らかいもので、ブレードが石などにぶつかって負荷がかかった場合に折れ、空回りするようになっています。
持ち帰って調べてもらったところ、ベルトは異常がなく、ボルト交換だけで済みましたので、安く上がりました。
この結果、8馬力エンジンのパワーで雪をガンガン飛ばすようになりました。
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車庫から農具小屋に行く道は幅が4m未満なので、市の除雪車が通らないのですが、前日、村の人が10数馬力の除雪機で除雪してくれました。
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除雪機の修理が2月15日の夕方終わったので、さっそく農具小屋の脇の道を除雪しました。 しかし、雪を踏み固めていたのと、屋根からの落雪が高く積もっていたので、スコップで雪を崩してから除雪機で雪を飛ばす作業を1時間ほど繰り返しました。この日は暗くなったのでここで終わりにしました。
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2月16日に作業を再開しました。 玄関へ行くには右に曲がらないといけないので、ここを広く除雪して向きを変えられるようにしました。
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雪はかなりしまっており、特に歩いた道は固く凍っているので、スコップで崩しながら除雪機で雪を飛ばすという作業を繰り返しました。 地面がコンクリートのように固い場合、ブレード部を地面に押し付けるように足踏みレバーで設定してやれば結構強力に前進するのですが、この通り道は敷石をとびとびに敷いているので、地面に押し付けることができないため、除雪機で押し進むことができないのです。 なお、この除雪機は買ってから10年以上(?)経っているので、ブレードとカバーはかなり錆びています。このため、気温が低かったり、新雪の場合は雪が付着しやすいのですが、この日の雪はシャーベット状に近いので付着しにくく、吸い込んだ雪は遠くまで飛ばすことができました。
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午前中2時間かかってやっとここまで進みました。
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お昼をゆっくり休んでから再開し、午後2時半ころようやく開通しました。
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玄関からの見通しもよくなりました。
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翌朝(2012年2月17日)の玄関からの眺めです。
また、積もりそうな降り方です。昨日のうちに買い物をしておくべきでした。
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(6)除雪機修理に関連して 2012年2月27日
除雪機はホンダのHS870という15年ほど前の機種で、私が使うのは今年で2年目です。2011年は2月下旬に試しに残雪を除雪してみただけで(右写真)、本格的に使ったのは今年が初めてです。
ところが、前に記したように、過負荷防止用のボルトが折れていたのですが、これはどうも2011年にそれほど積雪のないところで使ったため、石にぶつかってしまったためと推察されます。
その時は全く気付かず、ちゃんと使えると思っていました。
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 2011年2月下旬 除雪機使用初め
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2010年の秋に、除雪機を使うことなどほとんどないだろうと思っていましたので、処分することを考え、隣の市にあるリサイクルショップに写真を送って見積もってもらいました(右写真2枚)。その結果はわずか5万円。 その店では同じような除雪機を20万円以上で売っていましたし、Yahoo! オークションでは15万円位で取引されたケースもあったので、10万円なら処分しよう…と思っていました。この見積結果を見て思いとどまったわけですが、結果的には正解でした。 この同等品を新品で買えばホームセンターで38万円しますし、中古でも20万円くらいします。まさか今年のような豪雪があるとは想像していませんでしたが、実際に経験してみると除雪機の必要性を痛感しました。
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 リサイクルショップに送った写真1
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最初の修理(2月15日、ボルトとオイル交換、費用2,773円)の後、3回は順調に使用できたのですが、4回目に使用するために車庫に行ったところ、エンジンが全くかからなくなっていました。そのうち、エンジンスタート用のひもをひっぱっても抵抗が強くて引けない状態になりました。 当初は、雪の中で使ったため電気系統に水が入ったためかなと思い、機械が乾くのを待ったのですが状態が変わりません。そこで、またホームセンターの修理コーナーに相談したところ、「スターターが引けないのはエンジンが焼き付いている可能性があります」との話があり、冷や汗が出ました。
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 リサイクルショップに送った写真2
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翌日引き取って見てもらったところ、原因は「キャブレターのニードル部にゴミが詰まって戻らなくなり、ガソリンがエンジンのヘッドにオーバーフローしたため」ということがわかりました。ガソリンがヘッドにあふれていたため、圧縮ができず、スターターを引けなくなったのです。また、このため、ガソリンがオイルタンク内にも流入し、オイルがサラサラになっていました。数日前にオイル交換したばかりだったのですが、再交換となりました。その後、キャブレターを分解掃除してもらったところ、10年間の歴史を物語るゴミの山が出てきました。 いずれにしろ、エンジン焼き付きは杞憂に終わり、キャブの分解掃除とオイル交換で1件落着となりました(費用は運搬費用を含めて6,895円)。
この修理の経過は担当の方と話しながら見学させてもらいました(右写真)ので、除雪機の構造についてもかなり理解することができました。 昔オートバイに乗っていた時は、自分で整備と修理はしていましたので、メカにはある程度慣れているのです。特にホンダの場合、昔は修理工場でサービスマニュアルを買うことができましたので、自分で構造を理解して必要な部品を発注して修理することができたのです。 この除雪機の修理で、昨年からエンジン修理は3台目になりました。最初は耕運機のエンジン不調で、キャブレター清掃で治りました(費用5,000円)。次は刈払機でしたが、これはマシンが壊れてしまいましたので買い替えになりました(費用2万円)。原因は前年しまうときにガソリンを抜いておかなかったのを、シーズン初めにそのまま使ってしまったため、2サイクルエンジンの混合ガソリンンのオイルがなくなって焼き付いてしまったのです。混合油を使う2サイクルエンジンは毎年シーズンが終わる時に混合油を抜いておくか、使い切っておかないとこの焼き付きが起こる可能性が高くなるそうです。 4サイクルエンジンもこのホームセンターの人によるとシーズン終了後はガソリンを抜いておかないとキャブのつまりが発生しやすくなるとのことでした。 以上、自戒と今後の参考に長々とメモしておきました。
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 2012年2月27日 ホームセンターにて修理中
(オイル抜き作業中)
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2012年豪雪へ
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